2006年02月02日

フォームを意識する

さて、今回は曲の“フォーム”について考えていきたいと思います。

まずは動画をご覧下さい!

(ジャズセッション)
http://www.geocities.jp/feelin_the_spirit/060102.wax



さて、以前にも「曲のフォームを理解しましょう。」などという話が出ましたが、今日はもう少し突っ込んだ話をしたいと思います。

復習になりますが、この曲は「AABA」フォームでした。
(「AABBA」とも解釈できますが…)

hane.gif

(↑この曲の譜面です。)



この曲と同じように、ジャズのスタンダードナンバーは大抵(例外はありますが)分かりやすく、4小節や8小節で区切られています。


例えば、

「Take The "A" Train」
 ↓
「AABA」フォーム (8+8+8+8)



「All Of Me」
 ↓
「ABAC」フォーム (8+8+8+8)  などなど…


でしたね。Aの部分はメロディやコード進行がほぼ同じなのでした。





さて、今回のテーマは“フォームを意識する”ですが…


前回のロックセッションでは、ソロフォーム自体がありませんでした。そのため、展開は自分達で作っていかなければいけなかった訳です。


しかし、今回はどうでしょうか?「AABA」フォームという、もうすでに区切りのついた進行を繰り返している訳ですよね!




つまり、このフォームの変わり目が“展開の変わり目”になりやすいんです!



ですから、「次からギアチェンジするよ!」などのメッセージが出されやすい、特に注意して聴かなければいけない部分は、フォームの変わり目の直前になります。





そして次に、ドラム以外の、音程が出る楽器についてちょっと考えてみましょう。

例えば、「AABA」フォームの曲をセッションしている場合です。

アドリブ中は、ソロをとっている人も、バッキングをしている人も、基本的にはコード進行に準じた音を弾いています。

つまり、Aの部分とBの部分では弾ける音が違う。


ですから、ソロもバッキングも、必然的にAの部分とBの部分では雰囲気が変わってきますよね!

ドラマーも、そうした変化に反応して、ニュアンスを変えてあげられるとベストです!



とは言っても、別にコードネームやらコードの構成音やら、そんな理論的なことを知っている必要はないです。

耳で聴いて、「あ、コードが変わったんだな!」という雰囲気をちゃんと掴めていれば、それで十分だと思います。






では今回の動画では、フォームの区切り目に何が起こっているでしょうか?

http://www.geocities.jp/feelin_the_spirit/060102.wax



…主に、リズムチェンジですよね!


「リズムチェンジはそれぞれフォームの変わり目で起こり、またその直前には必ず合図が出ている!」という事を確認してもらえると嬉しいです。




また、今回の動画では4ビート⇔6/8のリズムチェンジはテーマ部分と同じなので予測しやすいですが、そうでない場合もあります。


例えば、テーマではラテンと4ビートのリズムチェンジがあったのに、ソロになって急に全編4ビートになったり…

それまでずっとボサノバで演奏していたのに、急に4ビートに変化してみたり…


などなど、リズムチェンジは予測できない場面で起こったりします。


でも、そういった急な変化でも、事前に合図は必ず出されています!
(と言うか、合図がなければ反応なんてできる訳ないです。笑)


…そう、今まで言ってきたように、変化が起こるのはフォームの変わり目、合図が出される(もしくは自分で出す)のはその直前ですよね!


こういった意思の疎通がしっかりできてリズムチェンジがちゃんと決まると、セッションはさらに楽しくなっていきますよ!





*このブログは、「これだからジャムは止められない!」というページと連動した記事を載せています。

 もしこのページを見てジャムセッションに興味をもっていただけたら、こちらのサイトも是非合わせて読んでみてください!

 「これだからジャムは止められない!」

posted by キナミ at 23:56| Comment(2) | TrackBack(1) | セッション動画解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 フォーム、というので叩くフォームのことかと思ったら、曲の構成のことでしたか(笑)。

 確かに、「音の流れ」みたいなのは意識しますね。
 ドラムを始めたばかりの頃は必死に小節数をカウントしていたんですが、「音の流れ」に意識を向けるようになってからは、多少余裕が出てきたように思えます。
Posted by 篁 鴻志 at 2006年02月04日 23:07
そうですねよ!


やはり小節数をひたすら数えているよりも、音の流れ、とりわけテーマメロディを意識した方が余裕が出てきますよね。


そもそも曲のコードというのも、メロディに対してつけられたものですから(ジャズの曲などで例外はあるようですが)、メロディとコードの流れが同調しているのは当然の話です。


特に、(フリーではなく)コーラスでドラムソロをとる時に、メロディを歌いながら叩いてみるとイメージが変わりますね!
Posted by キナミ at 2006年02月08日 16:37
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Excerpt:    それでは今回は、  前回のベース編に続き  ドラマーの木南君に  「ジャズ的ギターソロへの反応法」  をガッツリインターヴュー!!    早速今話題のセッション..
Weblog: これだからジャムは止められない!!
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