2006年03月10日

「差」で出すダイナミクス

久々の更新となってしまいました…反省です。



さて、今回はアドリブの重要な要素であります、“ダイナミクス”について考えてみます。


今回はダイナミクスの変化にちょっと注目しながら、動画を見てみてください!

session3.jpg

動画を見るにはここをクリック!



早速ですが、ダイナミクスとはどうやって出すものでしょうか?

…色々な方法があると思います。

一番分かりやすいのは“音量”でしょうか。“音数”でも表現できますね。

もっと具体的には、ドラム単体では難しいですが、盛り上がりを表現するには“リフをつける”というのもアリでしょうか。(今回の動画の3分12秒あたりから、この技が使われています!)




このような手段で表現されるダイナミクスを、効果的に、つまり「伝わりやすく」するためにはどうしたらいいのでしょうか?


結論から行きますが、「差が出ていれば分かる」んですね!


当たり前の事ですが…


しかし、このような当たり前の事ほど、意識していなければ演奏中は忘れてしまいがちなんです。


そして、実際のセッションでは、「最初は控えめに→徐々に盛り上がる」という展開が多いと思いますが(そうでなければいけない!ということはありません。)、その際に私が気をつけていることがあります。



それは、「盛り上がる部分を生かすためには、静かな部分もしっかり作ることが大事


ということです!それによって、ダイナミクスの「差」をしっかりつけようという訳です。




ちなみに今回の動画の中では、ヴォーカルとギターの掛け合い(2分06秒〜)の部分でそれを意識して演奏しました。

この部分では、8小節ごとに、5段階で徐々にアドリブが盛り上がっていきました。


では、最初の8小節に注目してみて下さい。


…ちょっと想像してみて欲しいのですが、何も考えずに演奏していれば、ここは普通に8ビートを叩いている場面だと思います。もちろんそれでも間違いではありませんし、ちゃんとバンドメンバー各々のフレーズともかみ合います。


しかし、ここではあえてバックビートの数を半分にして、さらにゆったりとしたフィーリングにしたんです。


この後の展開で盛り上っていくことを予想して、ダイナミクスの「下」の部分を広げておいたんですね。ダイナミクスの幅を広くとれるようにした、とも言えます。これによって、盛り上がっている部分もさらに際立って聴こえていると思います。


では、そんなことに注目しながら、もう一度動画をご覧下さい!

動画を見るにはここをクリック!





演奏中は、やはり「盛り上がる部分」に意識がいってしまいがちですが、その部分を際立たせるためには逆の「静かな部分」を意識的に作ることが大事!


というのが、今回のポイントですね!


それではまた次回!







*このブログは、「これだからジャムは止められない!」というページと連動した記事を載せています。

 もしこのページを見てジャムセッションに興味をもっていただけたら、こちらのサイトも是非合わせて読んでみてください!

 「これだからジャムは止められない!」





posted by キナミ at 02:42| Comment(3) | TrackBack(2) | セッション動画解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ドラムのストロークという点だけで見ても、タップで小さく抑えた音を出すのが結構苦手なので、フル・ストロークとの音量差がなかなかでなかったりします。(^^;)

この辺で強弱がクッキリ出せるようになると、単調な作業に思われがちな「ドラマーのお仕事」も、表情のある音楽的なものになりますよね〜♪
Posted by 格安SONOR at 2006年03月10日 17:20
>格安ソナーさん

そうですね!

ドラマーが音楽に”表情”をつけるには色々な手段がありますが、やはりダイナミクスが一番重要な気がします。


ちなみにタップ・フルストロークの打ち分けの練習としては色々ありますが、私の場合、水野オサミさんの「アランドーソン・ドラムメソッドVol.2」という教本を使っています。

ルーディメントを応用した練習フレーズ集のような教本なのですが、ご存じなかった場合は一度、ご覧になってみてはいかがでしょう。
Posted by キナミ at 2006年03月21日 15:29
★ ビニーカリウタと水野オサミ氏による共著の新教本発売
TAMA DRUM 日本語ページにup されました。
http://www.tamadrum.co.jp/japan/index.html

完成まで4年かかりましたが、無事完成しました。
”ドラマーの体内時計が解る今までにまったく無かった最新メソッド”この考え方を教則本にしてみよう、とビニーカリウタと私とで最初に話し合ってから既に4年が経過、ようやく完成、出版となりました。
OSAMI OFFICE
Posted by OSAMI OFFICE at 2006年10月13日 15:45
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バッキングにもストーリーを!〜ドラム編〜
Excerpt:      さて、今回は  歌のバックではドラムは  どんな気持ちで演奏しているのかを  単独インタヴュー!    バンド全体のサウンドの中で  ドラマーがどんなスト..
Weblog: これだからジャムは止められない!!
Tracked: 2006-03-23 15:00

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